ヤマチク のこと

熊本県南関町の風景写真

ヤマチクは、先代が1963年に創業してから半世紀にわたり、
一貫して「竹」の素材を生かす製品づくりに取り組んできました。
資源の少ない日本の中で、生育が早く循環性の高い竹は、
資源の有効利用やリサイクルという観点からも重要な素材です。
一度使うと、その違いがよくわかる、竹のお箸。
私たちは、これからも実直に、竹のお箸だけにこだわり続けていきたいと思います。

ビジョンマップ「山竹物語」

ヤマチクのミッション
お箸をまもる、
心をつなぐ。

okaeriの箸を手渡す写真

食べものを掴み、
口に運び、手に馴染んでいく。
日本の食卓におけるあらゆる所作は、
お箸からうまれてきました。

お箸で食べ物を掴む写真
竹のお箸を作っている写真

竹の、箸だけ。をつくり続けてきた
ヤマチクが挑むのは、
お箸を2本の棒としてではなく、
日本の心として未来へつないでいくこと。

竹のお箸がたくさん並んでいる写真
竹のお箸を作っている写真 ヤマチク工場の写真

私たちは、お箸が世界で
chopsticks」ではなく、
YAMACHIKU」と呼ばれる
あたりまえをつくります。

お箸で食べ物を掴む写真

ヤマチクのビジョン
すべての
「あたりまえ」を、
「ありがとう」に

お箸で食べ物を掴む写真

食べる前には「いただきます」、
食べ終わったら「ごちそうさま」。
この一言が表現するのは、
あらゆる存在への感謝の気持ち。

竹を運ぶ切子さんの写真

食材となった命から、
素材を育てた生産者、
それを運ぶ人、調理する人、
そして食事を支える
道具をつくった人まで。

熊本県南関町の風景写真

食卓は
あたりまえ」への
ありがとう」が生まれる場所。

お箸でお弁当を詰める写真

本当は「有り難い」はずの
ひとつひとつに、あらためて
ありがとう」の循環を生み出していく。
そんなやさしい日常が、
YAMACHIKU」のある風景です。

ヤマチクのバリュー
世界からいただく
“ありがとう”のために

ヤマチクの3つのバリューの図 ヤマチクの3つのバリューの図 ヤマチクの3つのバリューの図

わたしたちは、
自信を持って愛される

お客様に愛される製品をつくる
私たちは、つくり手としての
責任を常に自らに問う。

わたしたちは、
お互いさまでつくる

ものづくりは一人で完結しない。
お客様のために、
仲間をつくり仲間とつくる。

わたしたちは、
モノで語る

私たちの歩みがお客様や
社会にとって正しいかどうか。
すべては製品で評価される。

竹のお箸がたくさん並んでいる写真

MESSAGE
1000年後、 世界の食卓にも 「竹のお箸」を繋ぐ

「箸」の部首は竹冠。
日本のお箸の歴史は
竹からはじまりました。

軽くて箸先が繊細な竹のお箸は、「いただきます」を大切にする日本人に欠かせない道具。しかし当たり前の存在ゆえ、その文化的価値や生産背景まで気にする人は稀です。「もっと安く、大量に。」合理化の中で竹のお箸は食卓から姿を消しつつあります。

「竹の、箸だけ」を作り続ける唯一の箸メーカーとして、お箸と共に文化を繋いでいくべきではないか。そんな想いのもと、自社ブランドokaeriを皮切りに活動を進めてまいりました。かつて地元南関町の人すら知らなかったヤマチクのお箸作りは、今では国内外で高い評価をいただけるようになりました。

弊社は創業から61年目を迎えます。世界に、そして未来にお箸文化を繋ぐために社員一丸となって取り組んでいく所存です。3000年以上続くお箸文化。1000年後、世界の食卓にも「竹のお箸」という選択肢を繋ぐべく、これからも挑戦を続けていきます。

代表 山崎 彰悟

2019年に自社ブランドokaeriを発表し、NY ADC賞やPentawards、TOP AWARDS ASIAなど世界的デザイン賞を獲得。HONDAやヴィヴィアン・ウエストウッドなどのノベルティ製作も担う。2020年からは社内デザインコンテストを毎年開催し、納豆のためのお箸を始め、数々のヒット商品を生み出す。2022年には国内最大級のスタートアップカンファレンス「ICC サミット FUKUOKA2022」にて、クラフテッド・カタパルト部門にて優勝。2023年にはカフェを併設したファクトリーショップ「拝啓」を南関町にオープン。
2024年ヤマチクの代表に就任。

竹のお箸がたくさん並んでいる写真

COMPANY 会社概要

社名

株式会社ヤマチク

資本金

1,000万円

従業員

31名

代表取締役

山崎 彰悟

住所

【本社工場】
〒861-0836 熊本県玉名郡南関町久重330Googlemap

【第二工場】
〒861-0836 熊本県玉名郡南関町久重14

TEL/FAX

0968-53-3004 / 0968-53-0840

メール

info@hashi.co.jp

ヤマチクのあゆみ

昭和38年
福岡県福岡市早良区にて「山﨑竹材工業所」を創業。
ヤマチクで働く社員さんたちのモノクロ写真
昭和51年
主力商品であった竹の建築資材の需要が拡大し、
熊本県玉名郡南関町に第二工場を建設。
昭和52年
売上の90%を占めていた取引先が倒産。
残りの10%だった竹のお箸の製造に社運を賭ける。
熊本県玉名郡南関町に本社を移転し、拠点を一本化する。

建材製造の技術を活かして箸の材料や箸の生地をつくり、他の箸メーカーに供給することで、竹箸製造の技術を磨く。
昭和55年
ウレタン塗装の技術を導入。
いよいよ竹の塗箸づくりに挑戦するも、10年近く全く売れず。
昭和60年
100円ショップの菜箸の製造開始。
しかし安価な輸入品に押され、わずか数年で撤退。
平成元年
CO・OP(日本生活協同組合連合会)様のOEM製造開始。
平成2年
大手量販店様のOEM製造開始。
平成3年
法人化して株式会社ヤマチクを設立。
「竹の、箸だけ。」を製造する会社へ。
OEMの受注も増え、ようやく竹箸メーカーとして軌道に乗る。
ヤマチク工場の写真
平成5年
のちにヤマチクの主力商品となる「がんこ箸」の製造を開始。
平成15年
うるしの塗装を独学で始める。
平成19年
連続テレビ小説「ちりとてちん」の箸ブームによって、
うるしのお箸の注文が殺到。
平成20年
取引先の海外展開により、受注が激増。
増産のため、独自の設備開発に乗り出す。
平成29年
年間生産数量が500万膳を突破。
平成30年
熊本県玉名郡南関町に新たに第二工場を竣工。
平成31年
ヤマチク初の自社ブランド"okaeri"をリリース
okaeriシリーズの写真
令和2年
・"okaeri"が国際的なデザイン賞であるPentawards にて銀賞を受賞
・「第1回ヤマチクデザインコンテスト」を開催
・ヤマチク初のファクトリーイベント「大日本工芸市」を開催
令和3年
"okaeri"が最も歴史のある第100回ニューヨークADCパッケージデザイン部門にてMERIT賞を受賞
令和4年
・国内最大級のビジネスカンファレンスであるICC FUKUOKA2022のCRAFTED CATAPULT部門で優勝
・ウクライナ紛争直後に寄付商品「平和への架け箸」を発売
令和5年
・ファクトリーショップ「拝啓」をオープン
・自社ブランドの売上比率が全体の60%を超える
最終目標
・竹のお箸が世界中のお箸のスタンダードになる。
・お箸を表す英語として「YAMACHIKU」が辞書に載る。