レストランのお箸の開発

「架空のホテルのレストラン」がコンセプトのレストラン、Hotel’sでは、フレンチやイタリアンなどを織り交ぜ、旬の食材を使ったイノベーティブなフルコースだけでなく、パンケーキや和定食など、季節によって変わる様々な料理をご提供しています。そんなHotel’sのレストランで使われているのはヤマチクのお箸。今回は担当者の白木聡さんにお話をお聞きしました。

ストーリー

ヤマチクに依頼することになった経緯

弊社代表の鳥羽がかねてより、山崎さんとパスタ箸を作ったり、ヤマチクのお箸の良さを語っており、とても共感していました。

さらに、系列店である奈良の㐂つねで使用していた際にお客様の反応や使いやすさに感動し、表参道のHotel’sで鮭定食を再開するタイミングで、以前使っていた箸を買い替える必要があったことからご依頼しました。

オーダーいただいた内容

私たちが提供する鮭定食は、鮭の皮を乾燥させてパリパリに焼き、身はしっとりとした火入れ、というところに最もこだわっております。

その皮が箸でパリッと切れるところに感動してもらいたい、と考えた時にそこに使う箸にもこだわりたく、小さい小鉢からおかずを取ることも踏まえ、先の細い箸をオーダーしました。

コラボした感想

個人的には掴みやすさと適度なしなりがすごく大好きで、食事の際に一口ずつを大切に食べられるようになったと感じています。

また、ヤマチクの社員の皆様が誇りを持ってそれぞれのお仕事に取り組めるようにと、たくさんの働きかけをしたり、社内コンペからポテトチップス用の箸を採用したりと、毎回見ていてすごく刺激をもらっています。

私が系列店の小谷村のレストランにいた頃にヤマチクのファクトリーショップ拝啓の取り組み、悩み、売り上げなどを拝見し、とても共感しました。

どうしたらスポットの少ない地域で目指してもらえる場所になるのか、周りを巻き込む必要があるのか、など地方が抱える問題点に地元で長く続く企業様が気付いて解決に向かう姿はとても元気をもらえました。

お客様にも持ちやすさや先の細さに感動していただけて、より一つ一つの食材に気付いていただけたり、味わってもらえたような感想をいただくことが増えたと感じています。 ヤマチクについて、購入の仕方を教えてほしい、知り合いに贈りたい、などのお問い合わせも日々いただきます。

見つめ直したい「あたりまえ」

鳥羽がレシピや食に関することを何でも発信する理由は、皆様の食卓にある「当たり前」や「おいしい」の基準が少しでも高くなり、毎日関わる食という部分において、たくさんの人に幸せになってもらいたいという思いがあるからです。

毎日忙しくて、どうしても食事にかける時間の優先順位が低くなってしまっても、身近で揃う食材で、簡単に、レシピの再現性高くお料理ができることが、いかに皆様の役に立つか。それを考え抜き、 普段お料理をあまりしない方でも、やってみたくなる親しみやすさ、わかりやすさを求めて、これからも発信し続けていくと思います。

そんな思いに共感した仲間が集まって、気がつけば全国にたくさんのレストランができました。 鳥羽のレシピやアレンジの答え合わせをしに、ご来店いただけたら嬉しいです。

これからも当たり前を疑って、毎日目の前の一皿を更においしくできるように、 精一杯頑張ります!

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