竹のお箸のある暮らしVol.4「仕事・育児・家事、ほっと息つく時間をくれる、竹のお箸が持つストーリー」
こんにちは。「竹の、箸だけ。」というメッセージを掲げ、純国産の天然竹を人の手で一本一本刈り取り、削り、「竹の箸」を作り続けてきた、熊本のお箸メーカー「ヤマチク」です。
今回はヤマチクのお箸を実際に使ってくださっている、使い手さんの声をお届けする「竹のお箸のある暮らし」Vol.4をお届けします。
※この記事は2021年7月27日にヤマチク公式noteにて掲載された記事を再掲載したものです。
「自分だけの特別な時間に、そっとヤマチクの竹のお箸を取り出して使う。週末の晩酌のお供は、いつもヤマチクです」
そう、嬉しそうに話してくれたのは、育児・家事をこなしながら企業や地域のPR支援をする会社員として働く藤田郁さん(取材当時)。
「ヤマチクのお箸」が食卓に並ぶ、日々の様子を教えていただきました。
ほっとひと息つく「時間」にヤマチクのお箸を
──ヤマチクのお箸はどのように使っていますか?
ゆったり晩酌をするとき、オリジナルブランド「okaeri」を使っています。一週間の終わりにヤマチクのお箸でおつまみとお酒をいただくのが楽しみで。私にとっては、特別な一膳です。

というのも、子どもがまだ小さく夕飯はかなりバタバタしていて(笑)。落ち着いて自分の食事ができない日も…。なので「仕事、子育て、家事」やることを終わらせて、自分の時間を楽しむ至福のひとときをヤマチクのお箸と一緒に過ごしています。
忙しない日常を少し忘れて、自分にもリラックスできる時間があるんだと気づかせてくれる。心に余裕があるときこそ、取り出して使いたくなるお箸ですね。
お箸の持つストーリーが特別感を与えてくれる

──特別な一膳として使ってくださっているんですね。
お箸に込められた想いやストーリーが「特別な時間」をくれるんだと思います。三代目・山崎さんの社員さんを想う心や、環境問題にも目を向けものづくりをする会社の姿勢に共感しました。
特に心に残ったのが、ヤマチクがクラウドファンディングに挑戦したときの記事で見かけた山崎さんの想いです。
“ある日、わたしは京都のとあるお店で、ヤマチクの作ったお箸が
「京都の名工が作った」という売り出し方をされているのを目にしました。
OEMメーカーとしてはよくある、当たり前のことです。
けれど、その時、わたしは猛烈に「悔しい」と思ったのです。
毎日毎日、朝から晩まで工場で竹のお箸に向き合っている社員さんたちの顔が浮かびました。毎日毎日、深い山の奥まで入って、大きくて重い竹を切り出してきてくれる切子さんの顔が浮かびました。
「本当にこのまま、”誰の目にも触れることがない”商品づくりをする会社でいていいんだろうか?」
この国で、純粋な国産の竹箸を作れる会社はもうわたしたちしか残っていません。それならば、自分たちの名前と、自分たちの手で、「伝統工芸」とも言えるこの唯一無二の竹箸について、伝えていく使命があるのではないかと思ったのです。”
──「竹の、箸だけ。」作り続ける熊本の町工場から、世界工芸コンペティションに挑みたい
山崎さんの率直で切実な言葉が、私にとっての「ヤマチクのお箸」を特別にしたんだと思います。
ヤマチクの竹のお箸が持つストーリーは、ほんのひと時でも暮らしの豊かさを感じさせてくれる。手元に置いておきたい特別な一膳です。
角度を変えると、1本1本に個性が見える

──ヤマチクの竹のお箸の使い心地はどうですか?
肌触り、持ち手の柔らかさ。どれも気持ちがいいです。角度を変えて見ると一本一本に個性があって、竹の風合いも残っている。丁寧な職人の手仕事が伝わってきます。
あとは手頃な価格なのもうれしいですね。エシカルやサスティナブルと呼ばれる商品は、手が届かないものも多くあるのですが、ヤマチクの竹のお箸は食卓に迎え入れやすい。
もう少し子どもが大きくなったら、夫と子どもと一緒に、ヤマチクの竹のお箸で食卓を囲みたいですね。
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自分の時間を楽しむ特別な一膳として、竹のお箸を愛用してくださっている藤田 郁さん。素敵なエピソードをありがとうございました!
▽藤田 郁さん愛用のmyヤマチク箸『okaeri』

3つの「おかえり」
■オリジン として
漢字の「箸」の部首は、竹かんむり。
箸は竹製の簡素なものからはじまったと
言われており、原点回帰の箸として、
「おかえりの箸」は生まれました。■日常づかい として
「ただいま」「おかえり」「いただきます」。
繰り返す、なにげない日常の食卓に
いつもある「箸」になりたいと考えます。■循環型・持続可能なものづくり として
生長の早い竹から山を守り、
昔ながらの箸づくりを続ける人たちの
暮らしを守るエシカルな箸をめざしています。箸先にいくにしたがって四角く削り出しているので、転がりません。
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写真/藤田 郁さん